カブトムシ解説
≪ 蛹 ≫
◆ 蛹化
蛹室内の前蛹は、徐々に体が縮み皮膚はシワシワになってくる。体が茶色くなり、皮膚が油紙のようになってくると蛹化が近くなる。
蛹室を作り終えてから10日〜2週間経つと体を垂直に伸ばし、頭部が割れて蛹になるための脱皮、蛹化が始まる。
蛹化直後の蛹は白く柔らかいが、半日程経つとオレンジ色になり体が固まる。羽化が近づく頃には黒っぽくなってくる。
◆ 蛹化の様子
以下は♂の蛹化写真。

@
頭から背中が割れて白い蛹が現れる。

A
体をくねらせながら皮を脱いでいく。まだ角は伸びていない。

B
体液を送り込み角が伸びるが、体はまだ白い。
◆ 羽化までの蛹の変化
最初は白かった蛹も、時間とともに体色が濃くなり、徐々に成虫の体が出来上がってくる。

<蛹化直後の♂蛹>

<蛹化半日後の♂蛹>

<蛹化20日後の♂蛹>

<蛹化直後の♀蛹>

<蛹化半日後の♀蛹>

<蛹化20日後の♀蛹>