カブトムシ解説
≪ 産卵 ≫
◆ 交尾
成虫は蛹室を出て野外へ飛び立つと、後食を開始し、同時に交尾可能な状態になる。
♂は樹液等のエサ場で♀に出会うと、触覚で♀から出るフェロモンを確認した後、交尾器を伸ばし♀の上に乗るようにして交尾を行う。
エサ場では、エサや♀をめぐって♂同士で激しく争うことがよくある。
◆ 産卵
交尾を済ませた♀は、柔らかく朽ちた倒木の下や腐葉土の中に潜り産卵する。
産卵数は30〜50個で、1つずつ離れた場所に産み付けられる。♀は産卵の際に粘性のある液体を出し、これが土と混じって卵の周りが部屋のように固められる。
◆ 卵
産卵された卵は直径3mmで白い楕円形をしているが、やがて周りの水分を吸収して直径5mmほどに膨らみ、やや黄色がかった球形となる。
卵は10日〜2週間で孵化する。

カブトムシの交尾

卵