Practice Makes Perfect/北奥千丈岳・国師ヶ岳
大弛峠の駐車場は既に満車
大弛小屋
北奥千丈岳まで40分の道程
登山道というより遊歩道の様相
前国師岳に到着
前国師岳から北奥千丈岳
北奥千丈岳(標高2,601M)
国師ヶ岳(標高2,592M)

国師ヶ岳から富士山
夢の庭園から金峰山

北奥千丈岳・国師ヶ岳

2018年6月8日(金曜日)

 関東甲信地方は二日前に梅雨入りしたばかりだが、明日は好天とのことで山登りに行くことにした。
 赤城山の鈴ヶ岳、戸隠山、湯の丸山と、いくつか候補を挙げていたが、仕事疲れから行き先が決まらず、夜中の3時に目覚めたものの、どうにも気が乗らず、今日はやめようと二度寝した。
 5時過ぎに起きるとあまりに天気が好かったので、仕方なく床を払って自宅から比較的近い北奥千丈岳と国師ヶ岳に登ることにした。

 北奥千丈岳は標高2,601メートルと奥秩父連山の最高峰に位置付けられているが、2,365メートルの大弛(おおだるみ)峠までクルマで登れるため、ろくに歩くところがなく、もともとの登山の目的であるスキーのオフトレにもならないため、これまで登山対象にはならなかった。
 秩父から国道140号線・雁坂トンネルを抜けると山梨県に入る。峠を下って道の駅まきおかのトイレに立ち寄り、向かいのコンビニで朝食を購入した。次のトンネルを抜けてすぐのT字路の『杣口浄水場』の看板を目印に右折すると大弛峠までは一本道だ。舗装された林道を速度の遅い県外ナンバー車の後ろについてダラダラ登ると(私も県外ナンバーだが)、1時間で峠の駐車場に到着した。冬季閉鎖だった林道が一週間前に開通したとあって、平日にも拘(かかわ)らず既に満車だった。
 出遅れたクルマは峠の先を下った未舗装路に縦列駐車を作っていたので、それに倣ってクルマを置き、8時15分に登山を開始した。
 この峠を利用するハイカーは皆百名山目的なのか、稜線伝いに金峰山へ行くらしく、反対方向の北奥千丈岳へ向かう人影は自分の他にない。よく整備された木の階段を登って行くと、34分で北奥千丈岳に到着した。

 山頂にはおじいさんが一人いて、無線機を持ち込んでひっきりなしに喋っていた。たいして労せず登った山だが、せっかく他に人のいない山頂で聞きたくもないくだらない話を延々大声で聞かされるのは非常に不快なことだった。もう少し静かな山頂を楽しみたかったが、喋っていないと死んでしまうのか、一向に熄む気配がないので、諦めて隣の国師ヶ岳に移った。幸いこちらは静かだったので、ここで朝食を食べ、29分でクルマに戻った。

●登山データ
2018年6月8日(金曜日)
大弛峠(標高2,365M)→北奥千丈岳(標高2,601M)、標高差236M

大弛峠(8時15分出発)→北奥千丈岳(8時49分到着)、登り所要時間:34分
山頂滞在時間:8分
北奥千丈岳(8時57分)→国師ヶ岳(9時9分到着)、登り所要時間:12分
山頂滞在時間:21分
国師ヶ岳(9時30分)→大弛峠(9時59分到着)、下り所要時間:29分
全行程:1時間44分

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