Practice Makes Perfect/大霧山
大霧山(標高767M)
秩父高原牧場の峠道から登山開始
路駐箇所から10分で粥仁田峠の登山口
降雨後で道は滑りやすい

僅か30分で大霧山山頂に到着
秩父高原牧場のポピー(5月下旬)

大霧山

2014年8月30日(土曜日)

 この日の天気は雨とのことだったが、意外に早く回復したので、掃除や食料品の買出しなど休日の家事を終えてから、昼食前の運動にと大霧山登山を思いついた。

 秩父盆地は文字通り周囲をぐるりと山に囲まれているわけだが、その東側の壁を成しているのが比企山稜である。通常秩父から小川町に抜けるには、この比企山稜を迂回する形で流れる荒川沿いの国道140号線を通るわけだが、定峰峠、粥仁田(かゆにた)峠、二本木峠などの山越えルートも古くから存在している。
 南側の壁である奥秩父連山の重厚さに比べれば、はるかに肉薄で標高も低い山域だが、やはり山越えの道となると、道幅の狭さやカーブのきつさと相まって、それなりの山深さが感じられる。そんな中で、最も明るい雰囲気で走りやすいのが、秩父高原牧場を越えるルートである。
 稜線から山腹にかけて放牧地となっていて、五月下旬には一面ポピーが咲くなど観光にも力を入れており、そうした時期には臨時駐車場が設けられるほどの人出がある。
 この峠道には名前はないが、路肩が広くなっているのでここに駐車して登山に向かう。

 粥仁田峠への道標に従ってアスファルト舗装の道を下ると、10分ほどで粥仁田峠に着く。ここの路肩にも2〜3台のクルマが路駐できる。現にここにクルマを置いて登る人もいるが、別にそんなたいした山でもないし、この登山口からたった20分で登れてしまう山なのに、少しでも歩きたくないという心理とは一体何なのだろうか。そうしないと何か損した気分にでもなるのだろうか。

 降雨後だったので、登山道は滑りやすい。距離は短いが莫迦にして掛かれない。
 山頂は展望が開けていて気持ちが好いが、滞在時間10分で下山した。家に帰ってシャワーを浴び、何事も無かったかのように昼食にした。

●登山データ
2014年8月30日(土曜日)
秩父高原牧場(標高554M)→大霧山(標高767M)、標高差213M

秩父高原牧場路駐(11時55分出発)→粥仁田峠(12時05分)→大霧山山頂(12時25分)、登り所要時間:30分
山頂滞在時間:10分
大霧山山頂(12時35分)→粥仁田峠(12時55分)→秩父高原牧場(13時05分)、下り所要時間:30分
全行程:1時間10分

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