信州高山温泉郷

YAMABOKUワイルドスノーパーク
タコチコース
山田温泉キッズスノーパーク
YAMABOKUワイルドスノーパーク/山田温泉キッズスノーパーク

山田牧場スキー場が2008シーズンよりYAMABOKUワイルドスノーパークと改称。同じく山田温泉チビッコスキー場も山田温泉キッズスノーパークに変わっている。
志賀高原・熊の湯スキー場と笠ヶ岳を挟んだ反対側に位置するこのふたつのスキー場は、13kmに及ぶ名物オフピステ、タコチコースによって結ばれているが、残念ながらこのコースは水土日祝日のみの営業となっている。
水曜以外の平日はゲレンデ内で滑るしかないが、牧場ベースだけにどこをどう滑ってもよいオープンスロープが魅力である。但し、むやみに林に突っ込むと後で登りを強いられたりするので注意は必要だ。

タコチコースを滑るにはリフト券の他に別途協賛金500円が必要で、帰りのシャトルバス代400円も必要になる。
タコチコースは滑り出しこそ牧場のオープンスロープだが、後は延々林道とそのショートカットを滑るだけで、後半600メートルは登りを強いられる。所要時間は公称60〜90分だが、休まずに滑れば40分程度で滑れる。
ゴール地点のキッズスノーパークからシャトルバスに乗って戻ることになるが、本数は少ない。キッズスノーパークは土日祝日のみの営業なので、平日バスの待ち時間に滑るのなら歩いて登るしかない。

奥山田温泉/満山荘
満山荘
奥山田温泉
単純硫黄温泉(中性低張性高温泉/蒸気泉と表流水の混合泉)
源泉温度72.9℃、pH=6.8、蒸発残留物=651mg/kg

ヤマボクのゲレンデベースに数軒固まっている宿泊施設が奥山田温泉である。このためゲレンデにも硫化水素臭が漂っている。
これら宿泊施設はスキー場のレストランとしても機能しているが、満山荘は一見ゲレンデからはわかりにくい。一度道路に下りて右折したところにある秘湯の宿で、スキー場からだと駐車場への登り口が鋭角になり、スイッチバックで登るか、少し先の路肩の広いところで回ってくるかになる。駐車スペースは2台分ほどしかない。
ろくに調べもせずに訪れたところ、立ち寄りは14時までですと言われ、仕方なく帰ろうとしたが、私が埼玉から来たと言うと、そんな遠方からでしたらどうぞとのことで、入浴することが出来た。僥倖と言えるだろう。

分析表によると、この温泉は蒸気泉と表流水の混合泉とのことで、これは山の反対側の志賀高原・発哺温泉と同様のものであろうか。分析表の温度は72.9℃となっているが、脱衣所には源泉95℃という張り紙があり、浴室には更に上回る96℃と掲示してあった。
内風呂は2槽に別れ、小さい方はなるほどとても入れるような温度ではない。よ〜く掻き回して足をそっと入れたら、やけどしそうだった。これはあきらめ、大きいほうの浴槽に入る。これは一番端っこで42℃くらいだろうか。白いのと黒いのと、湯花が大量に沸き立ち、しばらくすると体の上に大量に積もる。
露天風呂は冬季という事もあり、少しぬるかった。
立ち寄り入浴時間:10時〜14時/入浴料:800円
(2008年2月)
七味温泉/山王荘
山王荘
七味温泉
含硫黄−カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉
源泉温度71.4℃、pH=7.1、湧出量毎分150リットル、蒸発残留物=1,452mg/kg

ヤマボクから少し下ったところに七味温泉への分岐があり、少し道を下るとやはり数軒の宿が固まっている。七つの源泉からなるというところから名前がついたらしい七味温泉。これも硫化水素臭の漂う源泉掛け流しで、山王荘は大きな露天風呂でそれを楽しめる。
立ち寄り時間も20時までなので、リフト終了まで滑ってからでも充分間に合うのがありがたい。
玄関前には樽に源泉がドボドボと注がれていて、ご自由にお持ち帰りくださいという看板が立っていた。湧出量の豊富さが伺える。
立ち寄り入浴時間:8時〜20時/入浴料:500円
(2008年2月)
五色温泉/五色の湯旅館
五色の湯旅館
五色温泉
五色温泉元湯/単純硫黄温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度57.5℃、pH=7.7、湧出量毎分57.2リットル、蒸発残留物=850mg/kg

天候によって5色に変化するという五色温泉の一軒宿。内風呂は黄白濁、野天風呂は湯ノ花が豊富な白濁の源泉掛け流しで、焦げ臭く、入浴後数日は温泉臭が体に残る。

営業時間:10時〜15時/入浴料:500円/不定休
(2015年2月)
山田温泉/大湯
山田温泉・大湯
あつ湯
含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉(硫化水素型)
源泉温度68.5℃

高山温泉郷でも一際賑やかなのが山田温泉である。
道路の両脇にびっしりと温泉宿が並び、その中心部の道路沿いに、立ち寄り施設の大湯が構えている。大湯から道路を100メートルほど登ったところに30台ほど置ける村営の無料駐車場がある。
風呂はあつ湯とぬる湯があり、特にぬる湯は浴槽が狭いせいか、入ると湯花がブワッと沸き立つ。つるつる感は特にないが、硫黄臭が体に付着するので、気分的によい。
庭にある無料の足湯は冬季はやっていないようで、お湯は抜かれていた。
この山田温泉街を過ぎるとヤマボクまでは人家のない山道になり、まだここから結構上らねばならない。
営業時間:6時〜21時/入浴料:300円/定休日:第3水曜
(2008年2月)

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