その他
埼玉県

狭山スキー場
狭山スキー場

西武ドームに隣接する歴史ある屋内スキー場。今は亡きスキードームSSAWSが通年営業だったのに対し、狭山は自然のスキー場同様冬季のみの営業である。外界とはビニールカーテンで仕切られており外気温より若干寒い。リフトは外界にある。
全長300メートル、幅30メートル、最大斜度15度、平均7度、シングルリフト2基というスペックは如何にも物足りないが、首都圏スキーヤーが自然のスキー場へ行くに当たって、最大のネックとなる交通費がだいぶ軽減できることで、全日有料駐車場を使っても尚それなりに行く意義はある。西武球場前駅の目の前なので電車でのアクセスも良い。
連日21時まで営業しており、週末は22時から翌朝6時までオールナイト営業もあるので、仕事疲れに余力さえあれば有意義に練習できるだろう。

サイボク天然温泉・花鳥風月
サイボク天然温泉・花鳥風月
ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低調性温泉)
源泉温度=39.0℃、pH=8.1、湧出量毎分922リットル、蒸発残留物=7,459mg/kg

かつては『まきばの湯』と呼ばれていた日高市のサイボクハム工場敷地内の天然温泉。加温のための循環以外は加水なしの完全放流式。内風呂と露天風呂とサウナがあり、人工の高濃度炭酸泉もある。
料金にはバスタオルとフェイスタオル貸し出しが含まれロッカーは無料。狭山スキー場の帰りに立ち寄ってみた。
入浴料:1,000円/立ち寄り入浴時間:10時〜22時、定休日:月1回火曜日
(2007年6月/2016年12月)
大滝温泉・三峰神の湯/遊湯館
大滝温泉・遊湯館
ナトリウム−塩化物温泉
源泉温度=33.1℃、蒸発残留物=5,892mg/kg

奥秩父・大滝の道の駅に併設されている日帰り温泉センターで、秩父市街地からはクルマで40分ほどかかる。山深い立地ながらも人気はなかなか高い。
脱衣所から引き戸を開けると、檜風呂への引き戸と階下の岩風呂へ続く階段があり、どちらも裸のまま移動できる。露天風呂はないが、どちらも窓が大きく眼下の荒川を一望できるようになっている。
お湯はとろりとしていて舐めると塩辛い。肌がぬるぬるになり体も良く温まる。臭いはほとんど無い。
雲取山登山の帰り等に立ち寄る。
入浴料:3時間まで600円/営業時間:10時〜20時/定休日:毎週木曜
(2005年6月/2006年6月/2008年6月)
大滝温泉・三峰神の湯/こまどり荘
こまどり荘
ナトリウム−塩化物温泉
源泉温度=33.1℃、蒸発残留物=5,892mg/kg

秩父から長野県の野辺山に通づる中津川林道のかつての営林署跡に建つ施設で、大滝温泉・三峰神の湯をタンクローリーで搬送している。南天山登山の帰りに立ち寄った。
入浴料:600円/日帰り入浴受付時間:11時〜16時
(2009年8月)
赤谷温泉(大竜寺源泉)/小鹿荘
小鹿荘
大竜寺源泉/メタホウ酸で規定
源泉温度=19.7℃、pH=9.93、湧出量毎分120リットル、蒸発残留物=204mg/kg

二子山登山の帰りに立ち寄った小鹿野町の山間にある雰囲気のある宿。
内風呂と露天風呂の構成で、お湯は無味無色で何か不思議な匂いがある。浴感は特になし。オーバーフローなし。札所31番下の大竜寺源泉からタンクローリーで運んでいる。
入浴料:600円/立ち寄り入浴時間:11時〜20時
(2005年7月/2007年10月)
谷津川館(やつがわかん)
谷津川館
内風呂
大竜寺源泉/メタほう酸による規定
源泉温度=19.7℃、pH=9.93、湧出量毎分120リットル、蒸発残留物=204mg/kg

熊倉山城山コース登山口の下にある宿泊施設。
入浴料:1000円/入浴受付時間:11時30分〜14時30分
(2010年7月)
両神温泉すすきの湯/国民宿舎・両神荘
国民宿舎・両神荘
両神温泉すすきの湯/フッ素イオン、メタほう酸で規定
源泉温度=24.3℃、湧出量毎分280リットル、pH=9.2、蒸発残留物=1,027g/kg

両神山登山の帰りに立ち寄る。
内風呂のほか源泉掛け流しの檜露天風呂がある。無色透明のお湯に茶色の湯花が漂っている。
敷地内には埼玉県と中国山西省の友好県省締結を記念して建てられた展示館がある。
入浴料:800円/立ち寄り入浴時間:11時〜15時
(2008年9月)
道の駅・両神温泉薬師の湯
道の駅・両神温泉薬師の湯
両神温泉すすきの湯/フッ素イオン、メタほう酸で規定
源泉温度=24.3℃、湧出量毎分280リットル、pH=9.2、蒸発残留物=1,027g/kg

両神村の道の駅に併設された温泉センターで、平成17年5月1日より新しい源泉になったとのことで行ってみた。
内湯のみで無味無色のお湯、肌が少しつるつるになるものの、お湯が古くなったような臭いがあった。オーバーフローなし。
入浴料:600円
(2005年7月)
秩父温泉/満願の湯
満願の湯
源泉名:秩父温泉満願の湯/フッ素イオン、総硫黄及びメタほう酸により規定
源泉温度=20.5℃、pH=9.3、湧出量毎分60リットル、蒸発残留物=262mg/kg

皆野町の秩父札所34番のすぐ下にある人気の日帰り温泉センター。
水素イオン濃度9.5のお湯は無味無臭でわずかに白濁しており、入ってすぐに肌がつるつるになる。
内風呂、露天風呂、源泉水風呂ともオーバーフローしているが、内風呂の床が滑りやすいのが気になる。
バーナー処理した御影石の小径を歩いて行くと露天風呂に出る。水量豊な形の良い滝が眼下の渓谷に落ちると言うロケーションで、塀で囲われた露天が多い中、心地良い湯浴みができる。
サウナで火照った体を源泉水風呂で冷ますのも良い。飲料水「満願」もおいしいと評判。
入浴料:平日3時間まで650円(17時以降500円)、土日祝日800円/営業時間:10時〜21時/無休
(2005年6月/2006年4月/2006年6月)
秩父川端温泉・凡の湯/スプラッシュガーデン秩父
凡の湯
天然炭酸温泉
ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)

秩父市小柱の荒川沿いにあるオートキャンプ場の温泉施設。
露天風呂のみだが源泉100%の加水なしで、わずかにオーバーフローしている。カランとシャワーも加温した源泉で、桶に注ぐと白く発泡し、ほんのりと硫化水素臭が漂う。このシャワーで体を洗うとたちまち肌がすべすべになり石鹸はいらない。お湯に浸かると更に肌がぬるぬるすべすべになる浴感で、温泉らしさを満喫できる。
穴場的な存在だが、それ故にゆったりとした湯浴みができ、満足感は高い。
2006年2月にスキーで鎖骨を骨折してしまい、一時的にゲレンデを去らざるを得なくなったが、温泉療養の甲斐あってか、同シーズン中のゲレンデ復帰を果たすことができた。この療養に通ったのが、満願の湯と凡の湯である。
入浴料:550円
(2005年6月/2006年4月/2006年6月)
かおる鉱泉
かおる鉱泉
硫化水素臭のあるお湯
秩父市上吉田の民宿で、明治初期に庭の井戸から湧いた「たまごみず」を源泉とする低張性冷鉱泉。

浴室に入った時はほとんど無臭だったが、「鉱泉」と書いてあるカランをひねると、冷たい源泉からほんのりと硫化水素臭が漂い、お湯に浸かると少し肌がすべすべする。
リーフレットでは硫化水素臭泉(フッ素イオン含む)となっているが、フッ素イオンで規定と言ったところか。
入浴料:600円
(2005年6月)
千鹿谷鉱泉
千鹿谷鉱泉
秩父七湯のひとつ
秩父市上吉田にある秩父七湯に数えられる山間の一軒宿。
秩父七湯は明治時代から言われ始めたらしいが、その当時の七湯(新木鉱泉、鳩の湯、柴原鉱泉、千鹿谷鉱泉、梁場鉱泉、大指の湯、鹿の湯)のうち現存するのは四湯しかない。

構成は内湯のみで、浴槽も洗い場も狭くシャワーはない。カランをひねると冷たい源泉が出るので、浴槽のお湯で掛け湯する。源泉はほんのりと硫化水素臭が漂い、口に含むと甘みがある。お湯に浸かると肌はすべすべになり浴後はさっぱりとし、体やタオルからはしばらく良い匂いが持続し満足。
訪れた日は休業中だったが、入浴はできる旨書いてあったので、お金を置いて自分で風呂のふたをはずして入浴した。留守でも時折訪れる湯浴み客のため、ボイラーの火は落とさないようである。
入浴料:600円
(2005年7月)
※【2020年8月閉館】
新木鉱泉 /御代の湯
新木鉱泉
秩父七湯のひとつ
源泉名:新木鉱泉/単純硫黄冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)
源泉温度=14.8℃、pH=9.4、湧出量毎分8.5リットル、蒸発残留物=436mg/kg

秩父七湯のひとつの古湯。秩父札所4番金昌時に近い、新木鉱泉旅館の風呂に立ち寄り入浴できる。
お湯の投入口の脇に、お地蔵様のお告げにより突然源泉が湧きだして、この水で顔を洗うと美しくなる、と言う立て札がある。
無臭無味無色のお湯だが、浸かれば肌はすべすべになる。内湯、サウナ、源泉水風呂、大小3つの露天風呂がある。オーバーフローなし。
割引券で600円で入れた。
入浴料:900円
(2005年9月/2006年6月)
柴原(しばわら)鉱泉/柳屋
柴原鉱泉柳屋
白美身の湯
単純硫黄冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)
源泉温度=9.6℃、pH=8.4、湧出量毎分0.6リットル、蒸発残留物=273mg/kg

秩父七湯のひとつ。
入浴料:800円/入浴受付時間:11時30分〜14時30分
(2010年7月)
秩父吉田温泉・星音の湯/リゾートホテルばいえる
リゾートホテルばいえる
ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉温水(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)

天然自家源泉使用の秩父市下吉田のリゾートホテル。
内風呂と露天風呂に加え、小さいながらサウナもある。お湯はわずかに塩辛く肌がつるつるになる。内湯はハーブ臭がし露天では塩素臭があった。浴後は肌がべたついた。サウナのほてりを冷ます源泉水風呂が欲しいところだ。
入浴料:500円
(2005年6月/2007年7月)
秩父湯元・武甲温泉
武甲温泉
単純硫黄温泉(低張性アルカリ性温泉)

横瀬町の日帰り温泉センターで人気が高い。冷鉱泉の多い秩父にあって、源泉温度35.0℃は温泉ランクに入る。
大小の内風呂、水風呂、露天風呂とサウナがあり、小さい内風呂ではほんのかすかに硫化水素臭がしたが、大浴槽と露天では塩素臭がした。秩父ではすべすべのお湯が多くここもアルカリ性泉質を謳っているが、そう言った浴感はなかった。
水風呂はサウナの熱さましに利用されていて、やはり浴感はなく源泉かどうかは不明だが蛇口からドボドボ投入されていた。
入浴料:平日600円/土日祝日3時間まで700円
(2005年7月)
丸山鉱泉/花悦の湯
丸山鉱泉
薬草湯
横瀬町の丸山山麓にあり、昔から薬草湯の宿として有名。薬草内風呂、薬草露天風呂、鉱泉内風呂の構成となっている。
ゲンノショウコ、スイカズラ、ニワトコ、ドクダミ、オオバコ、ヨモギ、マタタビ、マツフジ・マツブサと言った10余種類の薬草を乾燥させて煮出したお湯は褐色で、ぬるめの温度でじっくりと入れる。浴感はさっぱりしていて、特に薬草露天風呂は谷から吹き上げる風が心地よい。鉱泉湯は温度は高めだが、浴感は特になし。
50メートルほど離れた場所にもうひとつの露天風呂があり、裸での移動は禁止で宿のサンダルを履いて移動する。こちらは薬草湯ではないが、さっぱりした浴感でのんびり浸かれる。
入浴料:平日600円/土日祝日700円
(2005年8月)
和銅鉱泉/薬師の湯
和銅鉱泉
メタホウ酸で規定(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)

秩父市黒谷の和銅鉱泉旅館に立ち寄り入浴できる。
無味無色塩素臭のするお湯で浴感は特になし。オーバーフローなし。檜の内風呂と石造りの露天風呂がある。割引券で525円で入れた。
入浴料:840円
(2005年9月)
西谷津の湯(般若の湯)/宮本荘
宮本荘
アルカリ性単純硫黄冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)
pH=9.4

小鹿野町の宮本荘に立ち寄り入浴できる。源泉は札所32番の近くに湧く般若の湯。内風呂と露天風呂があるが、和風と洋風が日によって男女入れ替えになる。
内風呂は真湯のような感じだったが、露天は少しシイタケのような匂いとわずかな濁りがあった。浴感は少しつるつるする。割引券で400円で入れた。
入浴料:600円/入浴受付時間:10時〜15時
(2005年10月)
かんな川温泉/白寿の湯
白寿の湯
ナトリウム−塩化物強塩温泉(高張性・中性・低温泉)
源泉温度25.4℃、pH=6.7、湧出量毎分130リットル、蒸発残留物=35,700mg/kg

神川町にある人気の日帰りセンター。
内湯と露天風呂は建物の2階にあり、赤だし味噌汁のようなお湯は、1kgの温泉水に35.7gの溶存物質が含まれていると言う国内トップクラスの濃厚さで、なめると塩辛いが臭いはない。浴感はそうしたイメージと異なりかなり希薄。
加温しているが浴槽からはお湯がオーバーフローしており、源泉を掛け流しで投入している。床は析出物が堆積していてゴツゴツしている。湯上り後しばらくは体から不思議な匂いがする。
入浴料:3時間まで600円/営業時間:10時〜23時/定休日:毎週水曜
(2005年6月/2005年9月)

長野県

本沢(ほんざわ)温泉/雲上の湯
本沢温泉
野天風呂
本沢温泉・野天風呂
酸性−含硫黄−カルシウム・マグネシウム−硫酸塩温泉(硫化水素型/弱酸性低張性高温泉)
源泉温度=43.6℃、pH=2.3、蒸発残留物=1,733mg/kg

八ヶ岳の登山基地のひとつである本沢温泉。八ヶ岳登山の帰りに立ち寄った。
日本最高所の温泉施設は立山のみくりが池温泉だが、屋根も柱もない野天風呂としては、標高2,150メートルの本沢温泉が最高所となる。
野天風呂は山荘から登山道を5分ほど登った河原にあり、山から下山して来た場合は一度山荘まで降りて入浴料を払い、再び登山道を登り返さねばならない。
風呂への分岐入り口には無断入浴禁止と書かれていることから、そういう人がいるということが窺える。
浴槽はひとつしかないので混浴であり、着替えの小屋やパーテーションもなく、土で汚れた板敷きがあるだけである。このため風呂から上がって着替えている間にも足の裏が汚れたりする。
上を通る登山道からは、遠目ながらも丸見えなので留意したい。ちなみに私は若い女性登山者との混浴だった。
お湯は白濁したレモン味の酸性温泉で硫化水素臭もたっぷり漂う。温度は夏で42℃くらいとちょうど良く、体についた硫黄の香りは長く持続する。
本沢温泉の山荘には泉質の異なる内風呂もあり、こちらは別料金となっている。
入浴料:600円
(2008年7月)
白馬鑓(はくばやり)温泉/白馬鑓温泉小屋
白馬鑓温泉小屋
野天風呂
無料の足湯
小屋の下には雪渓
白馬鑓温泉・野天風呂
含硫黄−マグネシウム・カルシウム−炭酸水素塩温泉(硫化水素型/中性低張性高温泉)
源泉温度=42.7℃、pH=6.5、湧出量毎分760リットル、蒸発残留物=1,085mg/kg

白馬岳登山の帰りに立ち寄る。
一般に山小屋にとって水は貴重であり、宿泊客用の風呂のある施設はごく僅かに過ぎない。
白馬鑓ヶ岳の中腹、標高2,100メートルに構える白馬鑓温泉小屋では、毎分760リットルという自然流出の野天風呂を、宿泊者以外にも提供している。
大量の硫黄で白濁したお湯は、奇跡的にちょうどいい湯加減であり、強い硫化水素臭を伴っている。
基本的には混浴で浴槽は大きい。20人ほどは入れようか。他に女性専用風呂や、無料開放の足湯もある。その先は轟々と捨てられている。

小屋は雪崩で破壊される危険があるため、夏山登山シーズンの終了とともに解体され、次期シーズン前に組み立てられる。
標高の高い野天風呂としては、立山のみくりが池温泉や八ヶ岳の本沢温泉があるが、行くことの困難さにかけてはこの白馬鑓温泉がダントツだろう。
“山小屋はホテルとは違う”とはよく言われることだが、脱衣所の床一面に落ちている陰毛が気持ち悪い。
入浴料:300円
(2011年9月)
中房(なかぶさ)温泉/湯原の湯
中房温泉
露天風呂
中房温泉(古事記の湯・妙見の湯・薬師の湯1号)、単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度=74.7℃、94.8℃、94.6℃
湧出量毎分220リットル、22リットル、32.8リットル
pH=8.6/蒸発残留物=570mg/kg

長野道豊科インターから中房温泉の標識に従って山道を登って行くと、その行き止まりの燕岳(つばくろだけ)登山口に中房温泉がある。周囲には硫化水素臭が漂っている。
立ち寄り用のお風呂は露天風呂のみで、湯花の漂うお湯は少しつるつるして、舐めてみると硫黄の味がする。
営業時間:9時〜16時/入浴料:700円
(2007年10月)
小赤沢温泉/楽養館
楽養館
小赤沢温泉
小赤沢温泉、含鉄(U)−ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉(高張性中性高温泉)
源泉温度=45.5℃、蒸発残留物=23,350mg/kg

長野県栄村の秘境・秋山郷に佇む温泉センター。
苗場山登山の帰りに立ち寄った。
赤いお湯には灰汁(あく)の様な白い泡の湯花が浮かび、浴槽の底にはパリパリと剥がれる赤い析出物がゴソゴソと堆積している不思議な感覚。お湯は舐めてみると鉄錆味かと思いきや塩味である。かなりしょっぱい。
営業時間:10時30分〜16時/入浴料:500円/毎週水曜定休(冬季休館)
(2017年9月)

山梨県

増富ラジウム温泉/増富の湯
増富の湯
含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉
源泉温度=32.3℃、pH=6.4、湧出量毎分30.2リットル、蒸発残留物=9,800mg/kg

金峰山・瑞牆山登山の帰りに立ち寄る。
当初、旅館の立ち寄り入浴を希望したが断られてしまったため、この温泉センターに立ち寄った。
黄土色のぬるい源泉浴槽が3つある他、塩素臭い無色透明の沸かし湯の浴槽がある。
源泉風呂には大勢の老人が静かに浸かっていた。ぬるいので長い時間そうしていることでラジウムの効果があるらしいが、その様はまるで木彫りの像が置き並べてあるようだ。一言も発せず、目も開かず、微動だにしない。私はこの源泉風呂には少し入っただけで、後は誰も入っていない塩素臭い沸かし湯に浸かって帰った。ラジウムの効果はおそらく何もなかっただろう。
営業時間:10時〜20時(4月〜11月)/定休日:第4水曜(5月〜11月)/入浴料:700円
(2008年8月)
金山沢温泉
金山沢温泉
アルカリ性温泉
pH=9.56

通年マイカー規制される南アルプスの登山ベースである、芦安第3駐車場のすぐ下にある日帰り温泉センター。北岳登山の帰りに立ち寄った。
16時半に立ち寄ったら、17時で終わりですがいいでしょうか、と訊かれた。
通常、温泉センターと言えば21時くらいまでやっているものと思い込んでいたので、意外だった。
お風呂は内風呂と露天があるが、アルカリ性の肌触りはなく、塩素臭もする。
営業時間:10時〜17時(7月、8月)/7、8月は無休/入浴料:550円
(2009年8月)
南アルプス温泉ロッジ・白峰会館
白峰会館
南アルプス市営芦安温泉/アルカリ性単純温泉
源泉温度36.1℃、pH=9.4、湧出量毎分475リットル、蒸発残留物=983mg/kg

マイカー規制される県営林道・南アルプス線の芦安バス停にある日帰り温泉施設で、仙丈ヶ岳登山の帰りに立ち寄った。
食事もできるが、夕方の閉館時間は16時と早いので、下山が遅くなると入れない。
少しつるつる感のあるお湯は、加水なし加温循環あり。
営業時間:9時〜16時/入浴料:550円/冬季休館
(2012年7月)
市営温泉休憩施設「笛吹の湯」
笛吹の湯
アルカリ性単純温泉
源泉温度=36.2℃、pH=9.1、湧出量毎分673リットル、蒸発残留物=570mg/kg

乾徳山入り口の交差点から雁坂トンネル方面に向かい、ふたつ目のトンネルの右脇の道を入ったところにある市営の温泉センター。
乾徳山登山の帰りに立ち寄る。
浴槽からガバガバ溢れるお湯は、見ていて気持ちが良い。
内風呂2槽と露天風呂があり、露天風呂は源泉そのままなのか、夏の暑い日にも係わらずぬるめだった。夏ならば気持ちが良い。
営業時間:10時〜20時/火曜日定休/入浴料:500円
(2009年8月)
やまと天目山温泉
やまと天目山温泉
アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
源泉温度=30.0℃、pH=10.3、湧出量毎分221リットル、蒸発残留物=1,445mg/kg

大菩薩嶺登山の帰りに立ち寄る。
武田勝頼終焉の地である天目山日川沿いにある温泉センターで、敷地の入り口には風林火山の孫子の旗が立っている。
アルカリ度の高さを如実に実感できる、かなりツルツルのお湯が気に入った。
営業時間:10時〜19時/水曜日定休/入浴料:3時間まで500円
(2013年9月)
甲斐駒ヶ岳温泉・尾白の湯
尾白の湯
白州尾白の湯/ナトリウム-塩化物強塩温泉(中性高張性温泉)
源泉温度=39.5℃、湧出量毎分160リットル、蒸発残留物=30,810mg/kg

甲斐駒ヶ岳や日向山の登山口である北杜市白州町にある白州・尾白の森名水公園べるが内にある温泉センターで、日本最高級高濃度天然温泉を謳い文句にしている。
蒸発残留物=30,810mg/kgの源泉『赤湯』と、源泉を尾白川天然水で希釈した『白湯』が楽しめる。
クルマで行った場合、まず入り口ゲートで入園料200円を支払い、そのレシートを持って温泉の受付で500円を払うシステム。
営業時間:10時〜21時/水曜日定休/入浴料:700円
(2013年10月)

富山県

みくりが池温泉
みくりが池温泉
単純酸性泉(低張性酸性高温泉/噴気造成)
源泉温度=54.3℃、pH=2.18、湧出量毎分80リットル

立山の室堂平にある、標高2,410Mの日本一高所にある天然温泉。
加水なし、加温なし、循環なしの完全掛け流しで、硫化水素臭たっぷりの白濁したお湯は、非常な酸味を帯びている。
室堂平は、立山黒部アルペンルートを使うことで、一般観光客でも気軽に訪れることが出来るため、温泉の利用者も多く、風呂もカランも脱衣所もキャパ不足の観がある。
冬季は深い雪に蔽われるため休業。
営業時間:9時〜16時/入浴料:700円
(2014年10月)
雷鳥沢温泉/雷鳥沢ヒュッテ
雷鳥沢ヒュッテ
雷鳥沢温泉
地獄谷温泉(4)雷鳥沢温泉/単純酸性温泉
源泉温度=81.3℃、蒸発残留物=918mg/kg

立山室堂駅から徒歩40分。水蒸気と硫化水素ガスが吹き上げる地獄谷近くの山小屋に立ち寄り入浴できる。
本館の風呂は温泉ではないが、水が貴重な山上にあって大きな浴槽は驚きである。熱源は何なのか昼間から沸いている。
室堂駅から少し遠いため、利用者が少なく、非常にリラックスした入浴が楽しめる。疲れた登山者には有り難い。
一旦脱衣所を出て屋外に出ると、露天風呂の湯小屋があり、小規模ながら硫化水素臭漂う白濁した雷鳥沢温泉が楽しめる。湯小屋は屋根付き一部壁なしの半露天で、正面に立山を臨む雄大なロケーションである。加水なし、加温なし、循環なし、入る人が少ないので温度は熱めである。
冬季は深い雪に蔽われるため休業。
入浴料:600円
(2014年10月)

群馬県

赤城温泉・新島の湯/赤城温泉ホテル
赤城温泉ホテル
赤い析出物がすごい
カルシウム・マグネシウム・ナトリウム−炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度=43.2℃、pH=6.5、蒸発残留物=1,960mg/kg

AKAGI芝SPORTSにグラススキーに行った帰りに立ち寄った。
AKAGI芝SPORTSの駐車場の前の道路、赤城南麓広域農道を東にしばらく進むと、赤城山頂に通じる道路、大胡赤城線にぶつかる。この山道をひたすら上って行くと、忠治温泉とか滝沢温泉といった赤城温泉郷に到達するが、ここを通り過ぎて更に上ったところに赤城温泉がある。
対向車とすれ違えないような九十九折の道をしばらく上って行くと、やっと赤城温泉ホテルに到着する。

加水加温循環なしの源泉掛け流しの温泉。
黄土色のお湯は無臭で浴感は特にない。湯口には枡が置いてあり飲泉もできる。鉄味と何か昆布だしのような、複雑な甘味がある。赤い析出物で床がゴツゴツしている。
行ったのが夏だったので、内風呂は若干熱め、露天は丁度良かった。
入浴料:500円
(2006年7月)
榛名湖温泉/ゆうすげ元湯
ゆうすげ元湯
榛名湖温泉・ゆうすげ元湯/ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(低調性中性温泉)
源泉温度=35.0℃、湧出量毎分69.4リットル、pH=6.7、蒸発残留物=1,400mg/kg

榛名湖畔に建つ天然温泉宿泊施設で、元湯本館と、源泉掛け流しのレークサイドゆうすげが道を挟んで併設している。10月、11月と榛名山に登り、本館とレークサイド館両方に立ち寄ってみた。レークサイド館は額面通り榛名湖が目の下にある。
緑黄濁したお湯が湯船からオーバーフローしており、塩素臭もなく気持ち良い。
営業時間:10時30分〜21時/入浴料平日本館:510円、レークサイド:400円
(2017年10月/2017年11月)
妙義温泉/もみじの湯
もみじの湯
妙義温泉・もみじの湯/ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
源泉温度=26.6℃、湧出量毎分11.4リットル、pH=8.2

妙義山登山の帰りに立ち寄る。
妙義山の道の駅のすぐ先の高台にある、ふれあいプラザ併設の温泉施設で、特に露天風呂から眺める妙義山のロケーションがすばらしい。
お湯は無色透明循環加温で、浴感も特にない。内風呂は塩素臭が強いが、露天風呂のほうはあまり気にならず、雄大な妙義山を眺めながら、のんびりと入れる。
営業時間:10時〜20時/毎週月曜定休/入浴料:3時間まで500円
(2007年11月)
浅間隠温泉郷・鳩の湯温泉/三鳩樓(さんきゅうろう)
三鳩樓
鳩の湯温泉
ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度=44.4℃、pH=6.8、湧出量毎分21リットル、蒸発残留物=2,970mg/kg

浅間隠温泉郷は、薬師温泉、温川温泉、鳩の湯温泉の3軒の宿からなるが、浅間隠山登山の帰りに鳩の湯温泉・三鳩樓に立ち寄った。
檜造りの内風呂には檜の蓋がしてあり、自分で蓋を開けて入り、出るときは蓋をする様注意書きがされている。蓋はなかなか重く、18枚全てどかすのは結構大変である。僅かに濁っているお湯は源泉掛け流しで、浴槽の端からお湯が溢れている。
内風呂の蓋をして、脱衣所を出て廊下の反対側の階段を上がれば露天風呂がある。露天のほうが湯の花が灰汁(あく)の様に漂っている。
入浴料:800円
(2019年9月)
金島温泉/富貴の湯
富貴の湯
カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(低張性中性低温泉)
源泉温度=33.4℃、湧出量毎分43リットル、pH=6.78、蒸発残留物=2,670mg/kg

子持山登山の帰りに立ち寄る。
茶褐色のお湯が加水なし加温ありの源泉掛け流しとなっている。
露天風呂あり。無料の鍵付きロッカーあり。
営業時間:10時〜21時/毎月15日/入浴料:2時間まで500円
(2024年11月)
小野上温泉/ハタの湯
ハタの湯
ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度=46.8℃、pH=8.9、蒸発残留物=1,120mg/kg

小野子山登山の帰りに立ち寄る。
気温の高い時期のみ加水あり、加温なし循環あり。
庭に巨大な貯湯タンクを持ち、かなりスベスベするお湯がカランでも使える。
露天風呂とサウナあり。100円返却式のロッカーあり。
営業時間:9時〜21時/毎月20日/入浴料:2時間まで410円
(2024年11月)

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