スハ44 価格 税込7245
本体6900
実車について 戦後の混乱も一息ついた1949年(昭和24)に特急が運転を再開しました。当初は戦前・戦後製の 一般客車が使用されていましたが、3等車にも特急にふさわしい車輌が求められ、1951年(昭和26) に登場したのがスハ44系です。特急用のため座席は一方方向に固定され、これによる定員減を補う ために片デッキ構造となっています。この他放送設備の設置、扇風機の取り付けが行われ従来の車 輌より設備の充実が図られていました。登場当初は品川・宮原区に集中配置され「つばめ・はと」 用として活躍を開始、後に「かもめ」が加わり、この「かもめ」がナハ10系に置き換えられると 「はつかり」にと特急専用車として活躍しました。「つばめ・はと」は1960年(昭和35)6月に電 車化、「はつかり」は同年9月に気動車化され、スハ44の昼行特急は終焉となりました。後に夜行 特急「みずほ」にスハフ43が使用されましたが、これも1963年には20系化されたため、44系の特急 は消滅しました。  特急運用から外れたスハ44系は各地の急行列車等に使用されるようになりましたが、これに先 立ち1960・61年(昭和35・36)に近代化改造を受けています。座席の回転化・室内灯の蛍光灯化・ 客ドアの交換・アルミサッシ化等が行われています。この際不足気味となるスハフを調達するため スハ44より9〜22がスハフ43 10番代へと改造されています。アルミサッシ化については、スハ44 23 〜34は予算の都合により木製のままとなっていました。  晩年は夜行急行の指定席車として使用されていましたが、急行「銀河」での使用を最後にスハ44 は1976年度(昭和51)に消滅しました。スハフ43へと改造された車輌は四国内でかろうじて生き残 りましたが、こちらも1983年(昭和58)に廃車となりました。
キット概要 カトー製スハ43とのコンバージョンキット。種車の屋根と床板を使用。窓枠は木枠とアルミサッシ仕様の両タイプが選択できます。ベンチレーター台座や特急用サボ受け・客ドア上部の等級表示灯パーツも付属
主な
別途購入品
カトー製 スハ43  スハ44用インレタ(弊社 MH-007)
●スハ44