マニ30 2007〜2009
マニ30 2010〜2012
価格 仕様変更予定
実車について マニ30 2007〜2012は、1978・79年(昭和53・54)に製造された現金輸送用車輌です。当時老朽化していたマニ30 2001〜2006を置き換える目的で日本車輌にて製造されました。車体中央に添乗員室を備え、その前後が荷物室となっています。一見50系のように見えますが、車体構造はオユ14のような10系郵便車に準じたものとなっています。その役割の重要性からそのスタイルも独特のものとなり、前位側は貫通路の無い妻板、屋上には各種アンテナを備えていました。末期には両側の妻板寄りにもさらにアンテナが増設されています。登場時は荷物列車や各地の客車急行列車、末期は高速コンテナ列車に併結されて運用されていましたが、2003年度内で使用停止となり2004年中に全車廃車となりました。現在では2012番が小樽交通記念館に保存されています。
キット概要 1978年製と79年製で給油口の位置が異なるため車体は2種製作。エッチング+折り曲げ車体にロスト製妻板の構成。荷物・中央乗務員ドア・アングルはエッチング部品を折り曲げて製作しますが、何れも折り曲げ線がモールドされていますので、簡単な加工で組立できます。アングルは車体裾に合わせて取り付けるタイプですので、面倒な位置出しや冶具等不要で工作が進められます。屋上のクーラー・ベンチレーター・アンテナ台座の取り付け穴は開口済みとなっています。後年増設された車端部アンテナ取り付け用の穴は該当部分にエッチングによる隠し穴がモールドしてありますので、この部分を開口させることにより再現可能です。クーラー台座はメタルパーツ、アンテナ台座はメタルパーツとエッチングパーツの組合せ、クーラー横のループアンテナの台座はロスト製パーツとなっています。床下機器も専用パーツを製作。機器取り付けベースに取り付け位置が開口済みですので、キット付属のパーツ及び市販のパーツをはめ込んでいくだけで完成します。サボ受けやクツズリ等のエッチングパーツ、テールライト、車掌室妻窓用のアクリル製のはめ込みガラス、ナンバーのみならず床下機器用も含めたインレタが付属します。
主な
別途購入品
台車(トミー・TR230)、クーラー(トミー)・ベンチレーター(エンドウ)・各種床下機器(エコー)・各種アンテナ(フクシマ・エンドウ等)
●マニ30 2007〜2009
●マニ30 2010〜2012
【16番】
表情のまったく異なる前後の妻板。作例ではテールライトをφ2.6(内径φ2.4)のパイプにはめ込んで実車同様の段差を表現してあります。妻板の標識掛けや側板のサボ受け・クツズリ・ドア上のフック等はエッチングパーツ。車掌室内には仕切りパーツ。オプションで端梁にはエアホース(端梁パーツには穴開け済み)を後位側にはエコー製貫通ホロを取り付け。
屋上のループアンテナ。台座はロストパーツ、アンテナ線はφ0.4oの真鍮線です。真鍮線折り曲げ用の冶具もキットに含まれています。作例ではプラ板で配線箱を作り、細線で車体への引き込み線を再現してみました。
各種床下機器。キットパーツと市販の機器との組み合わせとなりますインレタには機器用も含まれ、車体を彩るフルレタリングが可能です。
メタルパーツ類。各種床下機器の他にクーラー台座、アンテナ台座が含まれます。アンテナ台座はメタルパーツを車内よりはめ込み、エッチングの天板パーツを貼り付けることにより正確かつシャープに再現出来ます。
エッチングパーツ類。車体・床板及び床下機器ベースには機器取り付け用の穴が開口済み。アングルや各種ドアは折り曲げ加工となりますが、ステンレス定規を冶具として簡単に加工出来ます。キットには下記の各種パーツに加え、テールライト・インレタ・ネジ類がふくまれています。
屋根の裏側には車端部アンテナベース用ガイドがモールドされています。末期の仕様にする際はこの皿穴を貫通させ、ニッパー等で切り落とします。
ロストパーツ類。端梁パーツは床板にネジ止め式となっています。
末期仕様用の床下機器。左より排水コック・トイレタンク・ブレーキ制御装置。これらのパーツにより登場時から末期までの各時代のスタイルが製作可能となっています
2-4位側
1-3位側