なかなか採集に行く機会がなく、あまり多くの個体を採集できていないが、これまでに外灯採集で得た約400頭の種別比率をまとめてみた。

2002年〜2010年までの自己採集記録で、福島県南会津の夜間外灯採集にて得たクワガタムシ、カブトムシに限定している。
灯火設備を用いた採集ではなく、一般的な外灯周り(灯下採集)での結果なので、採集地域が限定的ではあるが、普通の人が普通の外灯採集で得られる種別難易度が大まかに分かる参考資料になるかと思う。

夜間外灯採集の種別比率
夜間外灯採集の種別比率グラフ
2002〜2010年 福島県南会津郡
夜間外灯採集12回、計390頭の種別比率

採集方法、スタイルは皆それぞれ違うと思うが、自分の採集方法での結果は上記グラフのようになった。
大半が7月下旬の採集だが、時期により比率もまた変わってくるかと思う。

オオクワガタの比率は当然ながら 0.5%と非常に少なく、200頭採集してやっと1頭という割合。
は未だに1頭も採集できていない。
一番多いのはミヤマクワガタで、全体の1/3を占めており、特には全体の1/4と非常に高い比率だ。
標高が高いせいかノコギリクワガタはやや少なく、はほとんど採集できていない。
この地域ではアカアシクワガタは個体数が多く、全体の1/4を占めている。
最も数が多いと思われたコクワガタは、予想ほど飛来数は多くなかった。
あまり灯下には集まらないと言われるスジクワガタは、かろうじて1頭だけで非常に少ない。
この付近にはヒメオオクワガタも棲息しているが、外灯採集ではこれまで1頭も得られていない。
また、どの種類もの方が飛翔性が高いことが数値からも見てとれる。


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