◆ 2013/8/11 神奈川県河川敷 樹液採集

3週間振りにいつもの河川敷を見に行った。早朝6:30頃に現地に着いたが、既にかなり蒸し暑い状態だ。 前日は今年一番の暑さだったが、この日も朝から30℃で、爽やかな朝には程遠い。
前回からしばらく間が空いてしまったが、樹液の状態はどうなっているだろうか。

樹洞1
まずは前々回にヒラタ♂を採集したヤナギの様子を見てみると、なんと樹洞の入口がごっそりと削り取られていた。 明らかに人間がナタのような物で削ったと思われるが、何故このような事をするのか全く理解できない。 今後も確認するのが楽しみな場所だったのだが、ここまで破壊されては、もう今後大型の個体が入ることはないだろう。非常に残念だ。
まだ樹液は出ているようで、周囲にはカブトムシが群がっていた。
樹洞2
以前からこの状態だったか記憶にないが、別の個所にも削られた跡があった。 削られて小さくなったと思われる樹洞にクワガタらしき脚が見えたので、一応針金を使って取り出してみる。 案の定、コクワガタ♂のようだったので、途中で取り出すのを止めようと思ったが。。。
ヒラタクワガタ♂
良く見ると小型のヒラタ♂だった。危うく樹洞に戻してしまうところだった。
前回のヒラタ♂は偶然かと思っていたが、結構多く集まって来るようだ。全く予想していなかったので、かなり驚いた。
本当は木にとまらせて自然に近い状態で撮影したかったが、逃走モードでジッとしていないので、仕方なく掴んだ状態で撮影。
ヒラタクワガタ♀
同じ木の別の隙間には♀らしき個体が潜んでいたので取り出してみると、なんとヒラタ♀だった。
こちらも最初はコクワだと思っていたので、撮影もせず何気無しに採ってしまったのが残念だが、 次の目標がヒラタ♀だったので非常に嬉しい1頭、これでヒラタのペアができた。
TOTAL
最終的に捕獲できたクワガタはヒラタとコクワが1ペアずつ。♂♀ともにコクワの方がサイズが大きかった。
珍しくノコギリクワガタを全く見かけなかったが、時期的にカブトムシが増えている影響もあるのかもしれない。
カブトムシ
カブトムシは大量に発生していて、30分もあれば十分な数が採れる。
もっと探せばまだまだ発見できそうだが、最後はリリースするので、この程度で止めておいた。 比較的大型の♂が多く見られ、80mm近い個体もいた。

今回は予想外にヒラタのペアを採集できたので非常に嬉しかった。 1回だけだと偶然だと考えてしまうが、2回以上となれば今後もヒラタが集まると確信できる。
それにしても、破壊された樹洞が残念でならない。節度ある採集を心掛けて頂きたいものだ。


[今回の採集結果]
種類
ヒラタクワガタ11
コクワガタ11
カブトムシ43

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