◆ 2013/7/15 神奈川県河川敷 樹液採集

先日発見したヒラタ♂が忘れられず、早朝6:00過ぎに再び河川敷のヤナギを見に行った。
連日猛暑だが、この日の朝は雨上がりで、時間が早いこともあって比較的涼しい朝だ。
今回はヒラタのみをターゲットにしているので、到着早々、先日ヒラタ♂が潜んでいたヤナギに直行。
果たして、ヒラタはまだいるだろうか。

樹液
目的の木に静かに近づき、そっと覗いてみる。すると前回と同じような態勢でヒラタ♂が周囲のカナブンを追い払っていた。
今回は大アゴ全体が樹洞の入口まで出ており、大アゴを掴めればそのまま引きずり出せそうだ。 気配を悟られるとまた穴の奥に入ってしまいそうなので、チャンスは今しかないと思い、撮影もせずに採集を強行、一発勝負だが何とか捕獲に成功した。 ヒラタの自己採集は初である。
写真は捕獲後の樹洞の様子。木の又部分にあるため手も入らなければ中も確認できず、奥も深いので非常に採りづらかった。
ヒラタクワガタ♂
ヒラタ♂の体長はちょうど50mmで予想以上に大きかった。 先日、何度か挟まれて痛い思いをしながらも捕獲できなかっただけに、やっとその姿を見ることができて嬉しい限りだ。
河川敷採集としては比較的大きい方ではないだろうか。
(写真は帰宅後に撮影)
カブトムシ♂♀
周囲の細い枝部分にはカブトムシも集まっていた。
誰かが仕掛けたエサトラップにも数匹のカブトムシが入っているようで、これからの時期は更に数が増えるのかも知れない。
ノコギリクワガタ♂♀
同じ細枝にはノコギリクワガタのペアもいる。
今まで気づかなかったが、結構細い枝でも意外とたくさん集まって来るようだ。
ノコギリクワガタ♂
オニグルミの樹液の方はカナブンばかりで、この日はノコ♂1頭のみ。 またヤナギ低木の方はカナブンも少なく、クワガタの姿は全く見られなかった。 時期によって樹液の出方も変わり、クワガタが集まる木も変わっていく様子が分かる。
TOTAL
今回はヒラタに加え、若干のノコが捕獲できたが、どれも50mm未満の小さめな個体だったので、ヒラタ以外は全てリリース。
毎回目ぼしい個体以外はリリースしているので、中には同じものを2回採集している可能性もあるのだが、サイズが若干違うので、やはり別の個体のようだ。

今回の成果は何と言っても初めて自己採集したヒラタ♂50mm。
先日から狙っていてやっと捕獲できただけに、非常に達成感がある。 樹洞に潜んでいると、採れるか、逃げられるかの駆け引きが結構楽しく、捕獲できるまで正体やサイズが分からないのもまた面白い。非常に刺激的な時間を過ごさせてもらった気がする。
この日は比較的涼しく、狙い通りに目的も果たせたので、とても清々しい朝だった。


[今回の採集結果]
種類
ヒラタクワガタ1-
ノコギリクワガタ31
カブトムシ21

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