◆ 2012/8/20 静岡県伊豆半島 樹液採集
お盆も過ぎ、夏もいよいよ後半になってしまったが、2ヶ月ぶりに伊豆へ採集に出掛けた。
7月中に一度見てみたいと思っていたが、福島に通ってしまったため、すっかり時期が遅くなってしまった。
前回まではコクワガタばかりだったが、今回はミヤマ♂、ノコギリ♂あたりを捕獲したいところだ。
本来なら朝早くから採集したいのだが、あまり早起きし過ぎると帰りの運転がつらそうなので、6:30頃に出発、9:00前に現地に到着した。


樹液の出ている木を中心に蹴ってみるが、落ちてくるのは水滴や葉ばかり。
それでもあきらめずに人があまり入らなさそうな奥の方の木を蹴ってみると、ノコギリ♂が落ちてきた。幹が細めで樹液が確認できない木でも、樹上にはいるようだ。
いると分かれば、あとは蹴りまくるのみ。ミヤマ♂も落ちてきて、この周辺では20分ほどで7頭を捕獲できた。もう少し粘りたかったが、車中に虫よけスプレーを忘れてしまい蚊に刺されまくっていたため、早々に撤収して次のポイントへ移動。
(写真はノコギリ♂60mm。落ちてきた個体を木に止まらせて撮影)
いると分かれば、あとは蹴りまくるのみ。ミヤマ♂も落ちてきて、この周辺では20分ほどで7頭を捕獲できた。もう少し粘りたかったが、車中に虫よけスプレーを忘れてしまい蚊に刺されまくっていたため、早々に撤収して次のポイントへ移動。
(写真はノコギリ♂60mm。落ちてきた個体を木に止まらせて撮影)

次に向かったポイントCは最も期待できるクヌギ林だが、残念ながら先行者がおり、蹴りで落ちてきたのはコクワ♂1頭のみ。
やはり目立つ場所で人が入っていると、樹上に残っている個体は少ないようだ。今回は樹皮めくれはほとんど確認しなかった。
富士山を眺めながら、ちょっと休憩。
富士山を眺めながら、ちょっと休憩。

午後になってポイントDへ移動。前回見たときはあまり樹液が出そうな雰囲気ではなかったが、今回は樹液出まくり状態。
カナブン、スズメバチ、アブ等がたくさん集まっているが、やはりクワガタの姿はほとんど見られずコクワ♂1頭のみ。

クロカナブンがいると一瞬クワガタに見えてしまう。
樹液に直接集まるクワガタを見たかったが、まだ人が来ない朝方の早い時間でないと難しいかも知れない。
樹液に直接集まるクワガタを見たかったが、まだ人が来ない朝方の早い時間でないと難しいかも知れない。

樹液に頭を突っ込むアオカナブン。
綺麗な緑色の金属光沢は、日中のクヌギ林では一際目立つ存在だ。
綺麗な緑色の金属光沢は、日中のクヌギ林では一際目立つ存在だ。

最終的に捕獲できたクワガタは9頭。
数は多くないが、期待していたミヤマ♂も見れたので自分としては満足な結果だ。灯下採集と違い♂が多いのは嬉しいものだ。
数は多くないが、期待していたミヤマ♂も見れたので自分としては満足な結果だ。灯下採集と違い♂が多いのは嬉しいものだ。
今回は樹液出まくりのクヌギをたくさん見れて良かった。結局盛り上がったのは最初だけだったが、それでも蹴れば次々にクワガタが落ちてくる状態は非常に楽しいものだ。
最初である程度満足してしまい、途中から蹴り過ぎで脚が痛くなって集中力を欠いてしまったが、頑張ればもっと多くの個体を採集できそうな気がする。
できれば樹液に集まるクワガタを観察したいので、次回はもう少し早い時間帯に来てみようと思う。
[今回の採集結果]
種類 | ♂ | ♀ |
---|---|---|
ミヤマクワガタ | 1 | - |
ノコギリクワガタ | 4 | 1 |
コクワガタ | 3 | - |
クヌギ林に入るといきなり樹液の匂いが鼻をつく。あちこちの木から樹液が出ており、カナブン等の昆虫がたくさん集まっている。 非常に期待できる状態なので、その中にクワガタがいないか探して回るが、時間帯のせいか樹液に集まる姿は見られない。