◆ 2012/5/24 静岡県伊豆半島 樹液採集

今シーズンは樹液採集も楽しみたいという思いがあり、時期はまだ早いが、天気も良かったので、伊豆方面に下見に行くことにした。
この辺りはクヌギ林が多いと聞くが、地理も良く分かっていないので、クヌギが多い場所をうまく探せるかどうか不安だが、とりあえず8:30に東京を出発。 いきなり首都高で渋滞にはまり時間がかかってしまったが、何とか11:30には現地に到着。地域の観光案内地図も参考にしながら、早速探してみることにした。

ポイントA
ポイントA
まず一番最初に訪れた場所で、少し遊歩道を登って行くと道の両脇にクヌギ林が現れた。
どれも細めの木だが、樹液の跡が残っている木もあり、期待できそうだ。少し木の根元を見てみると、コクワガタの死骸を見つけたので、クワガタが棲息していることは間違い無いだろう。
ポイントB
ポイントB
このポイントの前に見てみたい場所があって軽く山登りをしたが、期待していたよう林は発見できず無駄足に終わった。
山を下りてしばらく戻ったところで支線があったので入ってみると、道は舗装されているが、落石や木の枝等が多く残っており結構荒れた状態。 道沿いにクヌギが数本あったので、一応ポイントとして押さえておきたい。
ポイントC-1
ポイントC
ポイントBからさらに峠道を戻ると、細めではあるが大量のクヌギが群生している林があった。
樹皮めくれのある木が多く、既に樹液が出ていてスズメバチや蝶が集まっている木もある。 近くにはキノコ栽培用にクヌギが大量に置かれており、クワガタがいることは確実だろう。 それにしても、これほど多くのクヌギがあり、雰囲気の良い場所は初めてだ。
ポイントC-2
下見なので採集するつもりはなかったが、あまりにも雰囲気が良いので、コクワガタくらいは確認しておきたいという気持ちになる。
まだ時期が早いかも、と半信半疑の思いでいくつか樹洞や樹皮めくれを覗いてみる。
ポイントC コクワ♂-1
穴の中に見覚えのある背中が見えた。確実にクワガタが棲息する林だと分かっていても、実際に確認できると実に嬉しい。
コクワガタではあるが、今年初の個体なので小枝を使って慎重に取り出した。 樹洞にいるクワガタを採集したのは初めてなので、何気に嬉しい1頭だ。
ポイントC コクワ♂-2
樹皮めくれに隠れている小型のコクワガタ♂
あまりに見つけやすい場所にいたのですぐに採集できたが、人に剥がされたような形跡があるのは少し残念だ。
更に、小さな樹洞から顔だけ出してる小型の♂を1頭見つけたが、すぐに奥に入られてしまった。

結局18:00頃までクヌギ林を散策し、結構長い時間、林の斜面や山を登ったのでかなり疲れたが、想像していたような場所を何とか探し出せた。 また、今シーズン初採集も果たせたので、大変満足な一日だった。
6月下旬くらいにもう一度来てみたいと思う。


[今回の採集結果]
種類
コクワガタ2-

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