◆ 2007/7/25 福島県南会津 樹液採集/夜間外灯採集

まだまだ海外生活が続いてるが、今年も何とか夏休みで日本に帰ることができたので、また福島にクワガタ採集に出掛けてきた。 もう7月後半だというのに、関東はまだまだ梅雨が明けていないようだ。 天気予報では現地の夜は曇り、気温20℃程度、風速1mだったが、月が結構大きめなので快晴よりは曇りの方が都合が良く、条件としてはまあまあかと思う。 東京から日帰りするのは結構つらいので、今年も一泊するため去年と同じホテルを予約し、ちょっと早めだが13:30頃に東京を出発した。

現地に到着するといきなり雨が降り始め、外灯採集には厳しい条件になってしまった。
宿泊先のホテルに到着後、昨年見つけた木に近づいてみると今年もたくさん樹液が出ていた。 よく見るとあまり見慣れない小さいスジクワガタがたくさんおり、この樹液部分だけで6頭ほど付いていた。

写真1
樹液につく小型のスジクワガタ
小型のと同様、上翅に明瞭なスジがあるため、一見♂♀の区別をつけるのが難しい。
どの個体も小さく、樹液が出ている部分に入り込んでいるので、良く見ないと見逃してしまいそう。
カブトは翌朝リリースした個体。
(翌朝撮影)

20:00頃に雨が小降りになってきたので、とりあえずホテルを出発した。
路面が黒く濡れているので、車からクワガタを見つけるのはかなり難しい。 仕方ないので、過去に多く採れた実績のある場所で、車から降りて傘をさしながらじっくり探すことにした。
まだ雨は降っていたが、最初に止まった駐車場に4頭ほどクワガタが落ちており、多少の雨なら飛んでくることを実感した。

写真2
20:30頃から雨が止んできたので、何とか傘をささずに採集ができる状態になったので助かった。
写真は外灯下に落ちてきた直後のミヤマ。今回もが圧倒的に多いようだ。 雨が上がった直後なので、どの個体もまだ若干濡れている。
写真3
かなり大きなシロスジカミキリも飛来してきた。
雨が止んだとは言え路面がまだ乾いていないため、なかなかクワガタを見極められない。 それでも順調に採集数は増えていったが、24:00頃から再び雨が降り始めたので、諦めて終了することにした。
写真4
雨にも関わらず、結構多くのクワガタが採集できた。
外灯採集で採れたクワガタの数は29頭で過去2番目に多く、樹液採集のスジクワガタとカブトも含めると全部で37頭だった。
今回もミヤマが圧倒的に多かったが、最近あまりいなかったも久々に見ることができた。 普通に採れる種類を♂♀全て制覇できたのは初めてだった。
(翌朝撮影)
写真5
今回はカブトが非常に少なく2頭のみだった。
が全く見つからなかったのは珍しい。
(翌朝撮影)
写真6
野外最大サイズのコクワガタ33mm
持ち帰って標本にすれば良かったかも。
(翌朝撮影)

今回は予想に反してかなり雨が強く断念しかけたが、それでも採集中は運良く雨が止んでくれたため、悪条件のわりにはかなりたくさんの数が採集できた。 種類的にも万遍なく採集できたので大変満足できる内容だと思う。
またすぐに日本を離れるので、飼育できないのは非常に残念だが、また来年も来ようと思う。


[今回の採集結果]
種類
ミヤマクワガタ210
ノコギリクワガタ13
アカアシクワガタ46
コクワガタ12
スジクワガタ33
カブトムシ2-

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