【 ハチジョウノコギリクワガタ 】 Prosopocoilus hachijoensis
ハチジョウノコギリクワガタ
Prosopocoilus hachijoensis Nomura,1960
ハチジョウノコギリクワガタ♂ハチジョウノコギリクワガタ♀
体長24.6〜59.2mm、23.0〜40.0mm
(2012年現在の飼育個体最大は58.0mm)
分布伊豆諸島(八丈島)
矢印 棲息分布図 (小窓表示)
形態♂♀共に黒色だが、稀に赤味を帯びた個体も存在する。
本土のノコギリクワガタと比較し体型がやや太短く、脚が短いのが特徴。
の大アゴは発達が悪く、湾曲が弱い。小型の個体が多く、小歯型の個体が大半を占める。
生態成虫の活動期間は4月下旬〜8月頃までで、5月中旬〜6月上旬に最も個体数が増す。
夜間の活動が中心で、日中は倒木の下に潜んでいることが多いが、夕方や早朝に活動している個体も頻繁に見られる。 樹木につくことは稀で、地上を歩いていることが多く、ほとんど飛翔することはない。
基本的には後食を行わず、水分補給のみで活動している。
稀に樹液を吸う個体も見られるが、一般には水分補給以外はほとんど行わない。 幼虫は広葉樹の朽木根部や倒木底部で見られる) 幼虫期間は1〜2年で、朽木から脱出して土中に蛹室を作る。
寿命 活動を開始してからの成虫の寿命は2〜3ヶ月で、越冬することはない。
採集【難易度】 ★★☆☆☆
樹液や灯火には集まらないため、材起こしのルッキング採集が主流。
個体数は多いが、45mm以下の小歯型個体が一般的。50mm以上の大型個体は非常に少なく、大歯型は極めて稀。
飼育 ◆成虫飼育
【難易度】 ★★☆☆☆
野外ではほとんど後食しないと思われるが、飼育下ではゼリーを舐める様子が観察できる。
写真矢印 『Photo Gallery』

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