【 アカアシクワガタ 】 Dorcus rubrofemoratus
亜種 | 棲息地 |
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◆Dorcus rubrofemoratus rubrofemoratus | 北海道、本州、四国、九州 etc |
○Dorcus rubrofemoratus chenpengi | 中国(北東部)、ロシア(南東部) |
○Dorcus rubrofemoratus miyamai | 中国(四川省) |
◆原名亜種 ○亜種 日本産
アカアシクワガタ (原名亜種) Dorcus rubrofemoratus rubrofemoratus | |
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体長 | ♂23.4〜58.5mm、♀24.9〜38.0mm (2012年現在の飼育個体最大は♂59.5mm) |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、松前小島、粟島、佐渡島、隠岐諸島(島後)、対馬 (国外では、朝鮮半島にも棲息する) |
形態 | ♂♀共に黒色〜黒褐色で光沢が弱い。腹部と各脚の腿節が赤いことからアカアシクワガタと名付けられている。 ♂の大アゴはやや湾曲するがほぼ直線的で、先端よりに3対の内歯を有する。 |
生態 | 比較的標高の高い山地に多く見られるが、標高300m程度の低地にも棲息する。
成虫の活動期間は6月〜9月頃までで、気温の低い地域に棲息するものは日中の活動が中心となり、ヤナギの細い枝先に集中していることが多い。 産卵形態は材産みで、幼虫は倒木や根部などの柔らかめの朽木に多く見られる。蛹室は朽木内に作り、幼虫期間は1〜2年。 |
寿命 | 飼育下では、活動を開始してからの成虫寿命は1〜2年で、成虫での越冬が可能。 |
採集 | 【難易度】 ★★☆☆☆ ルッキング、灯火採集が中心で、飛翔性が高いため街灯に良く飛来する。 山地での個体数は比較的多いが、♂50mm以上の大型個体は少ない。 |
飼育 |
◆成虫飼育 【難易度】 ★★☆☆☆ 飼育は比較的容易だが、高温に弱いため25℃程度の低い温度で飼育すると長生きする。大きめの飼育ケースであれば、複数まとめて飼育することも可能。 飼育下では比較的容易に越冬できる。 ◆産卵方法 【難易度】 ★★☆☆☆ 産卵形態は材産みで、柔らかめの朽木をマットに半分埋めておくことで産卵させられる。 ◆幼虫飼育 【難易度】 ★★☆☆☆ マット飼育、菌糸ビン飼育、材飼育のいずれも可能。低温には強いが、夏に蛹化した場合は、高温にならないよう注意する必要がある。 |
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