【 チョウセンヒラタクワガタ 】 Dorcus consentaneus
亜種棲息地
Dorcus consentaneus consentaneus対馬、(朝鮮半島、済州島、珍島)
Dorcus consentaneus akahorii中国
◆原名亜種 ○亜種 日本産 

チョウセンヒラタクワガタ (原名亜種)
Dorcus consentaneus consentaneus (Albers,1886)
チョウセンヒラタクワガタ♂チョウセンヒラタクワガタ♀
体長24.3〜53.9mm、20.0〜26.2mm
(2012年現在の飼育個体最大は55.2mm)
分布対馬
(国外では、朝鮮半島、済州島、珍島にも棲息する)
矢印 棲息分布図 (小窓表示)
形態♂♀共に黒色で、体型はやや細め。
の大アゴは細く、若干内側に湾曲しており、第一内歯は根元に位置する。
の前脚の脛節はやや細く、先端は内側に湾曲する特徴がある。
の上翅の点刻列(スジ模様)ははっきりしない。
生態 樹上よりも地上に近い部分を中心に活動する。 同じ地域に棲息するツシマヒラタクワガタと時間的な棲み分けをしている。
基本的には、ツシマヒラタクワガタと交雑することはないので、独立種として分類されている。
寿命飼育下では、活動を開始してからの成虫寿命は1〜2年で、成虫での越冬が可能。
採集【難易度】 ★★★☆☆
果実トラップを樹木の根元に仕掛けると効果的。
個体数はあまり多くなく、30mm程度の小型の個体が大半。
飼育 ◆成虫飼育
【難易度】 ★★☆☆☆
成虫の飼育は難しくないが、小さくてもは好戦的なので、多頭飼育は向かない。
マットの湿度は若干高めが良い。
◆産卵方法
【難易度】 ★★★★☆
産卵形態は材産みとマット産みの両方に対応し、適した朽木があれば材に産卵するが、なければマットにも産卵する。
産卵木は柔らかく水分量の多いものが良く、マットも湿度高めの比較的発酵の進んだマットが好ましいが、産卵させるのは難しい。
◆幼虫飼育
【難易度】 ★★★☆☆
飼育方法はマット飼育が基本で、菌床飼育、材飼育も可能だが、45mm以上の大型を羽化させるのは難しい。
マットは発酵が進んだものを使用し、水分量はやや多めが良い。
写真矢印 『Photo Gallery』

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