表面にダイヤモンドの粉末が付いているヤスリで、何でも良く削れます。ヤスリの目は一般の「精密ヤスリ」と同等の細かさですが、切れ味はこちらの方が抜群に良く「目が細かいのに良く切れる」ので小パーツの加工にはもってこいです。もちろんエッチング板のゲートの仕上げ等の一般的な加工にも適しています。
ダイヤモンドヤスリも目の細かさで「荒削り用」・「仕上げ用」がありますが、模型加工用ならば「仕上げ用」で十分です。小さなヤスリは「平」「半丸」「三角」等がセットされた物が便利で割安です。

こちらは大きなダイヤモンドヤスリ。屋根や床板等の大きな物を削る際に使用します。金工用ヤスリでも構いません。ダイヤモンドヤスリは目詰まりし難いのも特徴で、特に台車等に使用されている軟質プラがサクサク削れるのがありがたいです。

こちらも模型工作ではおなじみの工具です。モールド削りなら300番、継ぎ目消しなら500番、塗装前の下地作りには800番とこれくらい揃っていれば大体事足りると思います。写真は模型店で扱っているＡ4版程度の大きさで売っているポピュラーなものです。尚、番数は一般的なペーパーの物を示しましたが、タミヤの「フィニッシングペーパー」等ペーパーの種類により番数と目の粗さが異なりますので注意して下さい。

割り箸の先端に5㎜幅程度に切ったペーパーを両面テープで貼り付けて作った簡易ヤスリ。（割り箸ヤスリと勝手に命名してます・・・）単純な物ですが結構重宝します。良くペーパーを折り曲げて、その角で削られる方がいらっしゃいますが（筆者も以前はそうでした）、こちらの方が力を入れ易く取り回しが楽です。ペーパーの張替えが面倒かもしれませんが慣れてしまえばそんなに苦になりません。一度お試しあれ・・・。
割り箸の裏側を少し削っておくと軽くバネが利く感じになります。貼り付けるペーパーは各番数ごとに短冊状に切ってＧＭの台車ケース等に入れておくと便利。
最近はこれと同様にプラ製の柄にペーパーを貼り付けた工具（短冊状に切られた換えのペーパーも）も市販されていますが、Ｎゲージ用には少し大きいようです。